USB充電器 TS-201

JIRAF@プロさん

2010年04月07日 23:02

携帯電話にiPhoneにBluetoothヘッドセットにとキャンプに行くにも電子デバイスがいっぱいな今日この頃ですが、みなさん電源はどうしていますでしょうか?

一泊程度であれば出かける前に充電しておけば十分ですが、2泊3泊となると電池のもちがきになりますよね?
そんな時はソーラーシステムの充電器を使うと一層便利ですよね。


でも、こんなお金ないよっていう人はUSB充電器がおすすめ。
特に乾電池を入れるタイプであれば、日本国内であれば入手に困らない乾電池でいつでも充電ができます。
またエネループを使えば電池代も節約できちゃいます。
とはいえ、USB規格では出力は5V500mAと決まっています。この規格で充電できる電子デバイスは問題ありませんが、なかには1A以上の電圧が必要な機器などもあります。そんなとき乾電池タイプのUSB充電器では何かと不安になるときもしばしば・・・。そこで見つけた商品はこちら
DC-Pod HC-5VSという商品。
これは業務用に使われているDC-DCコンバーターを内蔵し5V1Aという大電流を取り出すことができる商品。電池の種類もアルカリ・マンガンからエネループなどの充電池までサポート。電池に異常があればブレーカーが作動するという至れり尽くせりな商品です。

が、その分価格も高価でなんと、9980円!!

おいそれと手が出る品物ではありませんね。
そこで、私が使っているのは多摩電子さんのTS-201(202:色違い)です。
 

これのすごいところはiPhoneの充電用として発売されていること。
iPhoneといえば大電流が必要な機器と言われているため、乾電池タイプの充電器は種類を選ぶのですがこれはiPhoneのバッテリーが切れた状態からも充電できるすぐれもの。

そんな大電流が取り出せる充電器もiPhone専用となっており他の電子デバイスを充電しようとUSBケーブルをさしても充電できません。また、iPhoneであっても純正のDockケーブル以外ですと充電できないものもあるのです。

せっかくの充電器がiPhone専用じゃ勿体無いということで、こいつを改造しちゃいます。
iPhoneのDockケーブルをさしiPhoneとつなぐと始めてスイッチが入り通電確認用のLEDが点灯します。
なぜ、iPhone専用で他のデバイスには使えないかというと、この通電スイッチに仕組みがあります。

詳しい説明は省きますが、純正ケーブルとiPhoneをつなげるとUSB端子のマイナス端子とシールド端子がショートするようになっており、それを検知しスイッチが入る仕組みになっています。
それでは、無理やりマイナス端子とシールド端子をショートしてやればどうなるかというと、常にスイッチが入った状態になるのです。
っということで、このショートさせる回路に電源スイッチをつけてやれば任意にON/OFFすることができるというわけです。では早速改造してみましょう。

まずは、本体を殻割りします。特に接着などされていませんので、スクレーパーなどを使って慎重に爪を外して分解していきます。
上下分割できると、写真のようにUSB端子と基板を見ることができます。

ショート回路を取り付けるとこはココ。

USBコネクタの右側にある空ランド。このプリント基板には+U-と印刷されています。この中の[-]と[U]をショートさせると電源が入りますので、ココに回路を組み込みます。なにも大げさなことはありません。ここから配線を伸ばしスイッチを取り付けるだけ。

取り付けるとこんな感じになります。
あとはスイッチをうまく取り付けて、組み立ててあげると完成です。

スライドスイッチをONにしてあげると。この通りLEDが点灯します。


以上で改造終了です。
これでiPhone以外の電子デバイスの充電もこの充電器一つでできるようになって荷物が減らせるようになったというものです。あとは電池の問題ですね。
エネループを幾つか持って、あとはこいつを持っていれば電源問題はクリアしそうですね。

あ。どうせキャンツーだからバイクから充電すればいいんだよなぁ・・・。
こんなのいらないじゃんって・・・orz
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